パーラーとの遭遇

どうも、たこ焼きです。

今回はパーラーの話です。

 

この度、友達と初めてパーラーに行きました。

とは言っても、我々冴えないオタクにはパーラーがわからないと思います。

(パチンコや!と思ったオタクはツーアウトってとこか?)

 

僕の言うパーラーは、フルーツパーラーの事です。

いや、結局パーラーってなんなん?って言われたらよくわかりません。

たぶんパフェ専門店を指すんだと思います。

 

パフェを食べたことをないオタクはなかなかいないでしょう。

しかし、それはあくまで喫茶店などでパフェも出してるだけのパフェ。

パフェで勝負をしているパフェとは別物です。

 

古きオタク特有の店前でキョドり倒し、入店しながらキョドり倒し、店員に苦笑いされながら席に案内されキョドり倒しを乗り越えて注文したのが、こちらのフルーツパフェ1600円!

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おそらく人生で食べてきたパフェにダブルスコアをつける価格。

しかし、パーラーのパフェはそんなもん!

 

この圧倒的存在感に我々二人は口を揃えて言いました。

「「どないして食べんのん?」」

そう、手元にはパフェ特有の細いフォークに細いスプーン。

お姉様やマダムに囲まれた我々オタク二名には、儚く積まれたスイーツをスマートにいただく自信がありません。

 

「……手でいいやんな?」

「ええやろ、うん……」

 

勇気の素手

イチゴのヘタを掴むという素手でいい場所だよね!?安牌に走りパクり。

 

美味い。

AE〇Nで買うようなイチゴとは全く違い甘い。

まぁ、美味しいイチゴはショートケーキでも食えるしな……っと思いながらキウイをパクり。

 

美味っ!?

甘っ!?

 

「キウイってなんかジャリジャリしてるだけのフルーツじゃなかったんや」

 

思わず口を突いた言葉に友人もわかるのいいねをしていました。

オタクは美味しいキウイと出会うことがない生き物なのかも知れません。

 

そしてこのフルーツたちを生クリームに付けるとまた美味い!

中にアイスが入っていて、生クリームを付けたフルーツと食べると更に美味い!!

 

すると友人が……

「下にあるフレーク?を絡めたらヤバい、飛ぶぞ」

と教えてくれました。

飛ぶぞとは言ってなかったかもしれませんが。

 

言われるがままに生クリームとアイスを付けたフルーツにフレークを絡めてパクり。

 

オイオイ、飛んだわ(男性ホルモン)

 

めっっっちゃ美味い!!

美味さが足し算ではなく掛け算って感じで、全部合わせて食べるとめっっっちゃ美味い。

口にした瞬間、身も心も幸福感に満たされてしまいます。

脳内麻薬も飛んでそう。

 

そこからの記憶はありません(?)

気付くと会計を済ませて退店していました。

 

みんなもフルーツパーラーに行って、飛ぼう!

 

それでは。

カヌレってなんなん?

あけましておめでとうございます、たこ焼きです。

 

あけまして……?となるかもしれませんが、まさかのこれが2022年初記事です。

月一ぐらいは更新すると自分の中で誓っていたのですが、仕事やら狩人やら決闘者やらポケモントレーナーやらをしていたら二月になってしまいました。

不徳の致すところです、すみません。

 

とまぁ、謝罪はここまでとして本題に入ろうと思います。

 

いきなりですが、

四月は君の嘘

という漫画作品をご存知でしょうか?

 

アニメにも実写映画にもなったので、だいたいのオタクは知っていると思います。

作品の話をする訳ではないので、簡素な説明になりますが、本作には

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病床のヒロインに頼まれて主人公がカヌレをお見舞いに持参するシーンがあります。

 

……待って、カヌレ

いや、わかるよ、洋菓子でしょ。

 

でもね、皆さんよく考えてください。

人生でカヌレが売られているのを見たことありますか?

そりゃある人もいるでしょう。

でも、大半の人はケーキやらクッキーやらに比べて何処で買えばいいの……ってなるはずです。

 

もしも貴方の想い人が病床に伏せ、カヌレが食べたいと強請った時に、貴方はすぐに買える場所を知っていますか?

 

そう思うと不安になり、まん防も顧みずGoogle先生に頼みました。

Google先生の導くままにカヌレ専門店へと向かうと、そこにはオシャレなレモネード屋。

 

……閉店しとるやんけ。

 

その後、いろいろ回って、一応は小さなカヌレを買うことは出来ました。

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ちゃんとした店のモノとは言え、やはりメインのスイーツのついでに作ってます感が否めません。

それにミニです。

きっと本来のカヌレとは、シロノワールとミニシロノワールぐらい違うはずです。

 

結果的にカヌレには出会えませんでしたが、これからも探していこうと思います。

 

これを読んだ方も、想い人が病床に伏せ、カヌレを強請った時に備えてカヌレ売店を探しておくのをおすすめします。

 

それでは。

私の頭の中のヒロイン十刃

どうも、たこ焼きです。

今回は自分の中で殿堂入りしているヒロインをつらつらと綴っていこうと思います。

本気で語ると終わらないので、あえてざっくりと紹介していきます。

 

ちなみに僕のいう殿堂入りヒロインとは、

・一過性のものではなく生涯好きなヒロイン

・同作品内では一名

・殿堂入り内で順位はない

がルールになります。

あと、順不同です。

 

1)  C.C. (cv.ゆかな)

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1人目は〈コードギアス反逆のルルーシュ〉より、C.C.です。

僕に限らずとも歴代アニメ緑髪ヒロインで最強なのではないかと思うぐらい一般的にも強いです。

今でもピザハット派のファンは多いのでは?

ナポリの窯が一番美味いけど。

当時はたこ焼き家にネットがなかったので必死にNewtype(雑誌)で情報を追いかけてましたね。

決戦前とかにちょっとだけルルーシュを甘やかしてくれる感じが普段とのギャップで好きです、こんな感じのシチュエーションASMRは発売されないのでしょうか。

あれば俺はいつでもマオになれるんだが?

 

2) 中野一花 (cv.花澤香菜)

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2人目は〈五等分の花嫁〉より、中野一花です。

まぁ、さんざん当て擦っといて何を今更という感じではありますが一応。

殿堂入りヒロインとしては一番新参です。

最初は姉妹で一番決められないよ……って感じだったのですが、一人泣く姿を見てからはもう心の白ひげが動きましたね。

劇場版で逆転、ないしは振られシーンもりもりになりませんか?

シャフトも介入してさ!!

 

3) 音無響子 (cv.島本須美)

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3人目は〈めぞん一刻〉より、管理人さんこと音無響子です。

開幕バツイチ未亡人(当然非処女)の嫉妬だらけ面倒女という脅威のヒロイン。

こんな破天荒設定をメインに可愛くしあげ、なおかつ大学生で高橋留美子先生は描いたという事実に向き合う度に僕は脱帽の一言です。

めんどくさいのに可愛いというのはある意味、一番現実の男女関係に近いのではないのかなと思います。

自分は二股みたいなことをするのに主人公に女の影が見えるとめちゃめちゃ嫉妬する……普通ならクソ女の烙印を押されて終わるところがメインヒロインとして成り立つ不思議な魅力があります。

結局は読まないとわかりませんね。

 

4) 冬馬かずさ (cv.生天目仁美)

4人目はWHITE ALBUM2より、冬馬かずさです。

音無響子がリアルなめんどくさいけど可愛いヒロインとするならば、こちらは男の理想でのめんどくさいけど可愛いヒロインとなるかなと。

開幕はツンケンした半不良みたいなキャラだったのにいつの間にか忠犬と化してしまいます。

主人公がいないと生きていけないぐらいの勢いの癖に、主人公の為に隙あらば身を引こうとするところが僕に似たタイプの人は刺さるのではないかなと思います。

雪を見る度に思い出すから辛いです。

 

5) 不破愛花 (cv.花澤香菜)

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5人目は〈絶園のテンペスト〉より、不破愛花です。

物語では死亡スタートなので作品におけるヒロインかは怪しいですが、このキャラも自分の中で他に代替キャラが思いつかない不思議なヒロインです。

一応、恋人である主人公を揶揄う小悪魔系キャラではあるのですが、その言葉にはベタ惚れしている事がわかりやすく現れていて、好意をハッキリと示しつつも揶揄うだけの優位性を保つ独特な恋愛関係を築くキャラです。

いつかこんなキャラが書けたらなぁと読む度に思い返してます。

ちなみにざーさん被りなのはたまたまですね。

 

6) 澤村スペンサー英梨々 (cv.大西沙織)

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6人目は〈冴えない彼女の育てかた〉より、澤村スペンサー英梨々です。

開幕告白で勝ち確だったのに、自分から滑り台を登って滑っていった脅威の負け犬滑り台ヒロインです。

自分から何かを捨てる道を選びながらもわんわん泣いちゃうクソザコナメクジなところが好きですね。

抹茶オレ一杯で三時間ドトールで粘りながら可愛いなぁと原作を読んだ記憶は忘れられませんし、新幹線でビジネス書を読むサラリーマンを横目に負けちゃったなぁって最終巻を読破した記憶も忘れられません。

ちなみに一巻表紙ヒロインの癖に負けた珍しいヒロインでもあります。

 

7) レイシー (アニメ登場なし)

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7人目は〈PandoraHearts〉より、レイシーです。

ヒロインというか、また物語スタート時点で死んでるというか……まぁ、黒幕にとってのヒロイン?って感じでヒロインです。

黒幕を黒幕たらしめた理由であるのですが、自分が黒幕の立場でも同じ選択を選ぶだろうなと思わせてくるヒロイン。

自分の恋愛遍歴はここに一番近いのかもしれない気がしてどうしても感情移入してしまいがちです。

アニメ2期、やらないんですか?

 

8) 絢辻詞 (cv.名塚佳織)

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8人目は〈アマガミ〉より、絢辻詞です。

魅力的なヒロインに溢れるアマガミですが、やはり選べと言われたら絢辻さんです。

なんやかんや依存体質なところが好きですね。

自分が救わなければ救われないんだと天然で思わせてくる儚さが魅力です。

他のヒロインを攻略していても、これで絢辻さんは救われることはないんだなと何処か心にしこりがあります。

世の中でメロンパンを食べる男性は絢辻養豚場出身か釘宮病患者かの二択でしょう。

 

9) ゆきめ (cv.白鳥由里)

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ラストは〈地獄先生ぬーべー〉より、雪女のゆきめです。

おそらく自分の中の初恋で、諸悪の根源です。

ナディアが初恋だと褐色肌好きになるという説を信じるならば、なんとなく好きになるヒロインにゆきめの残滓を感じます。

ちょっと袖にされて可哀想なとことか、浮気にうるさいとことかいろいろストライクです。

ゆきめがそうだから自分の中にストライクゾーンが設定されたのかは今はもうわかりません。

ぬーべーのような大人になって、ゆきめみたいな彼女を作るぞとおぼろげに夢を抱いたものですが、実際は片手に黒手袋を着けるぐらいしか出来ないのが悲しい現実ですね……

実写?知らんな。

 

とりあえず、現状は殿堂入りは9人でした。

なんかめんどくさい女ばっかりな気がします。

これが俺のヒロイン十刃だ!ってできるのであと1人増えて欲しいですね。

 

ちなみにギリギリ殿堂入りじゃないヒロインとしては、

シュタインズ・ゲート より、牧瀬紅莉栖

ダンガンロンパ より、霧切響子

いちご100%より、西野つかさ

アマガミより、森島はるか

が挙げられます。

 

2021年も終わりということで、自分の中の殿堂入りヒロインを発表させてもらいました。

今年も皆様にはいろいろお世話になり、ありがとうございました。

来年もまたよろしくお願いします。

 

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最近のメダカとカルピスの闇

どうも、たこ焼きです。

今回はメダカの話とカルピスの話です。

メダカとカルピスの話ではなく、二本立てです。

 

最近はメダカの話をしていないので、もしかすると死んだのかと思われているかもしれませんが生きています。

 

まぁ、正直書くことがないってのが正解です。

メダカという生き物は水温が20℃以上で繁殖を始め、逆に一桁ぐらいになるとあまり動かず餌も食べない冬眠状態になります。

 

あっ!じゃあ今は冬眠してるんだね!!

 

そう思いましたか?

違います、我が家の水温は大体17とか18℃。

微妙に繁殖も冬眠もしない水温なのです。

彼らは子を成すでもなく、餌をモリモリ食べてモリモリうんちするだけを繰り返しています。

独身のオタクと変わらないね……

 

一方でエビは凄いです。

多分、メスは全員卵を持っています。

セッ……しても出れない水槽なのに……

ヤリサーと化してしまったエビたち、エビ界の明〇大学と言えるでしょう。

 

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当たり前ですが抱卵したエビはノソノソと動きます。

お腹に卵を付けたエビがノソノソ動く様は、制圧する敵地に投入される無人殺戮兵器っぽくてなんかかっこいいな……って思いながら見ています。

 

そろそろ流石に産まれるはずなので産まれたらまた記事にしたいですね。

そして今の水槽は産んだらまたすぐ孕まされる無法地帯なのかも気になります。

 

 

次はカルピスの話です。

 

繁忙期は辛いよ……

身体をボドボドにしながら、昼休みにコンビニに寄った僕は糖分を求めていました。

コーヒーやお茶が並ぶ一角の隅にあったのはカルピス。

 

久しぶりにカルピスの暴力的な甘みに身を任せるのもいいだろうと手を伸ばしたところ……

そこには、カルピスウォーターと濃いめのカルピスッッッ!!!!

 

そう、男と生まれたからには、誰でも一生の内一度は夢見る「濃いカルピス」

 

カルピスの原液を買ってもらえない少年時代を過ごした僕には、脳内に月の光が溶けるかりそめのメロディが流れるが如き衝撃ッッッ!!!!

 

何故か腕をダンベルで鍛えるような持ち方でペットボトルをレジに運び、高らかにクイックペィ!!のクソダサ音声をレジから鳴らし退店。

 

晴天の空の下で冷え乾いた風を頬に受けながらゴキュゴキュ……ポンッと喉を潤す。

疲れ切った身体に染み渡る500mlの実質砂糖水。

 

落ち着いた僕がふとラベルを見ると……

 

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雪塩……?

濃いめに作ったような……?

 

貴様ッ!!!!

クックパッド再現レシピ投稿主婦かッ!!!!

 

クックパッドでお店の味を再現した系コメントっぷりに思わず叫んでしまいました。

 

本家なんだから普通に濃いめに作ったらええんちゃうんかと私は言いたい。

 

みんなもカルピスの闇には気をつけよう。

 

それでは。

タコしんぼ ~黒いエダマメ~

どうも、たこ焼きです。

今回はグルメっぽい話です。

 

ある日、観るものがないのでAbemaTVで美味しんぼを流していました。

ストーリーとしては、ビアガーデンの新オーナーが枝豆を頼むと腐って黒くなった枝豆を出されたが主人公の山岡士郎による来週また来てください本当の枝豆をお見せしますよが発動して、実は腐って黒くなって見えた枝豆は最高級の黒枝豆だったというもの。

 

酒飲みではないのですが、僕はお酒を飲む際は枝豆が欲しい派です。

黒豆名産地である丹波篠山には昔から何度か連れていかれた事があり、この話を親にしたところ……

「ふーん、本当の枝豆を食べたことがないんだな」

と、山岡士郎ばりの煽りを受けました。

なんでさ、衛宮さんちの士郎なら優しく枝豆を出してくれただろうに……

 

まぁ、そんなこんなで調べると黒枝豆にはシーズンがあり、なんと今はシーズンギリギリ(当時は10月末です)

せっかくなので買いに連れて行ってもらい、祖母に茹でて貰いました!

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絶妙な塩加減にホクホクとしたシャッキリポン!酒!飲まずにはいられない!!

 

残った黒枝豆はほかの具材と一緒にアヒージョに!

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酒が進んで進んで仕方ないですねこれは……!

 

旨味が溶け残ったオリーブオイルはパスタにして食べました!

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あと、丹波篠山は焼きもので有名なので二千円ぐらいでハート型のマグカップを買いました。

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お気に入りのはちみつ紅茶やコーヒーを注いで優雅なティータイムに日々、浸っています。

 

昔は焼きものとか野菜とかつまんねえなと思っていた丹波篠山ですが、大人になるといろいろ楽しめるものですねぇ……

 

ティータイムしながら積んでるアンソロ等を早く読め?

 

お気に入りの紅茶にマグカップを用意して読書の準備を整えていても、ついつい積んでしまうのは僕の悪い癖。

 

ではまた。

ごとよめオンリーを越えて

どうも、たこ焼きです。

今回はごとよめオンリーの話です。

 

この度、webオンリーイベントとやらに初参加させていただきました。

しかもサークル側です。

 

ご来訪いただいた方や作品をご覧いただいた方にはこの場であらためてお礼を申し上げます。

 

まだ見てないよという方にむけて、以下に展示作品のリンクを貼っておきますので、よろしければお好きな方をご覧ください

 

ゲームへのリンク
https://takoyaki0913.web.fc2.com/index.html

 

youtube再現動画リンク
https://youtu.be/3ZTqjWr77UQ

 

と、まぁ前置きはここまでとして、本作の発表までの話を書きなぐっていこうかと思います。

 

そもそも何故、オンリーに参加しようと思ったかですが、これは、なんというか、ワクワクを思い出したかったからです。

初めてのwebイベント、参加者たちのすごい本……そういった環境に身を置けば自分にも火がつくのではないかな、と。

 

小説のプロット自体は結構すぐに出来ていましたが、結局は今もまだ形には出来ていません。

 

また形に出来ていないということは、もちろんオンリーにも間に合わなかったという意味です。

こめこ先生とたわし先生には8月中には脱稿しますと言いましたが、今なおぶっちぎっています。これに関しては素直に謝るしかできません。素謝です。

……いや、ほんとすみません。

 

提出しない夏休みの宿題を抱えたような気持ちのまま、気持ちは上向きになるどころかタイムラインも次第に見たくなくなり、気づくとカレンダーは11月……

やばいな……

ボイコットという選択肢が頭に過ぎり始めたその時、フォロワーの雨孔雀先生がサークルでゲームを作っているのを見かけたのです。

 

みんなが本を出す中で、逆に本を出さないのアリだな……

 

しかし、まだいろいろ課題はあります。

そもそも作れるのか?

間に合うのか?

権利的にいいのか?

 

とりあえず、権利関係としては無料ゲームとして公開、もしダメなら録画を使ってゲーム風PVとして公開しようという形にしました。

流石にゲーム作って売ったらちょっとヤバそうですしね……

 

そもそも作れるのかと間に合うのかに関しては、まず骨組みだけ作ってからお願いすることにしました。

こんなん作ってるんですが!とオファーする方が伝わりやすいと思いましたし、相手もやる気になるのではないかと。

 

そこからは捩花の一部分を短く程よく上手く抜き出して、校正する作業(元から一行改行なので割と楽でした)を行い、ノベルゲームの作り方を調べて背景素材などを集めました。

 

ようやく最低限カタチになったところで、みらりそ先生に立ち絵をお願いしたのですが、時間もないので当初は白黒でいく気でした。

しかし、みらりそ先生もたわし先生も塗りましょうと言ってくださり、結果的に華やかな画面をお届けできました。ありがとうございます。

 

オンリー当日はサークル責任者としてほぼずっと会場にいましたが、会場やTwitterで感想をいただけて本当に嬉しかったです。

普通に参加者としても遊べて、見世物みたいになってる時もあって楽しかったです。

 

お財布が許す限りいろいろ買ったので、今はちょっと忙しいですが、また感想をここで書きたいと思います。

一花に花を活けたくて【蔵出し小説】

どうも、たこ焼きです。

今回はボツ……

というかエタったままDドライブに眠っていた五等分の花嫁の小説を公開します。

もちろん未完なので、そこはご理解いただきたく思います。

あと、pixiv向けに書いたもののコピペなので、はてなブログでの表示ではどのような改行等をされるかわかりません。

多少読みにくいとは思いますが、ご了承ください。

それでは。

 

「ふぅ、やっとノルマ達成かぁ。やっぱり勉強は疲れるよ」

「またお前とこうして勉強会をすることになるなんてな」

「私だってようやっと勉強から開放されたと思ってたのにさ」

「まぁ、俺だって未だに信じられていないからな……」

 

 私とフータロー君がいるのは東京にあるビジネスホテルの一室。

 もうお互いに高校生ではないけれど、あの頃を思い出して少しはしゃいでしまう。

 

「あはは、ごめんね。巻き込んじゃって」

「いやそれは構わないんだが、お前が帰国子女って……」

「もう、それは言わないでよ」

 

 実は次に私が演じる役が帰国子女の令嬢で、役作りに英会話が必要になったんだよね。

 結構いい条件の映画だし断るのは勿体なくて、スタッフさんには簡単な英語だけなのでって言われたんだけど、あいにく私は簡単な英語すら……

 

「事務所で英語教師ぐらい雇えたろ」

「いや、それが私って世間的にはミステリアスビューティーなイメージだから……」

「何処がだよ、俺には理解できないな」

「自分でも恥ずかしいんだからいちいち言わないでよぉ、ほんとデリカシーないよね」

「…………」

「それで社長が、そういえば一花ちゃんの家庭教師してた彼なら丁度いいじゃないって」

「俺だって学業があるんだぞ」

「だからバイト代出してるじゃん、割といい条件で」

「確かにそれはそうだが……」

「それに、貸したお金まだ返してもらってないよねって社長が」

「今後のシフトはどうする?俺は週七でいけるぞ」

「うんうん、それでよろしい」

 

 私の言葉に態度を変えたフータロー君に満足した私は、席から立ってベッドに横になる。

ちなみにフータロー君は私が座っていたのとは別の椅子に座ってる。

 

「もう今日は終わりでいいんだよね?」

「あ、ああ、そうだな……」

「どうかしたの?何か歯切れが悪いけど……」

「えっとだな、その、お前に一つ頼みたいことがある」

「フータロー君が私にお願いなんて珍しいね。もしかしてお金貸して、とか?」

「いや、そうじゃないんだが……」

「もう、私と君の仲なんだから緊張しなくていいよ、ほら言ってみて?」

 

 椅子から立ち上がったフータロー君が私の前に立つ。

そして小さく息を飲んだと思うと……

 

 

 

「一花、花活けさせてくれ」

 

 

 

 

 

 

 

「えーっと、ちょっとお姉さんには言ってる意味がわかんないんだけど……」

「言葉の通りだ。お前に花を活けたい」

 

 そう言ったフータロー君は花を私の前に取り出してみせる。

 

「それを、私に、活けるの?」

「そうだ。あと造花だから安全上の問題はない」

「そうなんだ……まだ納得はしてないけど」

「頼む、一花にしか頼めないんだ」

 

 ベッドに座っていた私にかがみ込むようにしてフータロー君の顔が迫る。

 普通の顔の筈なのにやっぱりかっこいいなぁ……

 触れられてもいないのに、ついつい胸の奥でブザーが鳴り響いてしまう。

 

「わかった、わかったからちょっと離れてっ」

「あっ、悪い」

 

 私に押し返されて、身を乗り出してきていたフータロー君が元の位置に戻る。

 

「その、私にしか頼めないんだよね?」

「ああ」

「二乃や三玖や五月ちゃんでは……」

「無理だな」

「……四葉は」

「こればっかりは四葉でも……」

「ふーん、そっか、そうなんだ……」

「……だって花が名前に入ってるのお前しかいないからな」

 

 何かフータロー君が言ってるけど、今はそっちに気が回らないや。

 私にしかできない……

 フータロー君が私を頼ってくれてる……

 しょうがない、よね……

 

「わかった、いいよ。好きなだけ私に花を活けていいよ」

「そうかっ、ありがとうな一花」

「……って、私に花を活けるとは言うけど、具体的にはどうするの?」

「それを一緒に考えていきたいんだ」

「そっか……」

 

 フータロー君の手にある花を手に取って掲げてみる。

 

「こういうことじゃないんだよね、多分」

「そうだな、それでは持ってるだけだ」

「だよね……」

 

 確かにこれでは見た人が持つ印象は持っているや掲げているで、活けているとは思わないだろう。

 適当に誤魔化す手もあったけれど、女優という表現者としてのプライドがそれを許さない。

 

「じゃあどうするの、貼り付けるとか?」

「いや、それでも活けていることにはならないだろう」

「そうだよね……」

「だから、挟んでみようと思うんだが……ちょっと手を出してもらえるか?」

「手を? まぁ、いいけど……」

 

 左手を差し出すと、その手をフータロー君は両手で掴んで指を開いたり閉じたりしてた。

 私の指の間に自分の小指を挟んだりしていて、異様な光景だったけれどフータロー君の手のゴツゴツした感触が私の指に擦れて少し気持ちよかった。

 

「どう?」

「試してみたが手では駄目そうだ、すまない」

「……じゃあさ、脚の指はどうかな?」

 

 うわーっ、何言ってるんだろ私。

 おかしい、おかしいよ。

 だって脚の指だよ?

 こんなのフータロー君も引いちゃう……

 

「いいのか?」

 

 引かないんだ、よかった……

 よかった、のかな?

 

「う、うん。いいよ……ちょっと待ってね」

 

 私は膝を曲げて右脚をベッドの縁まで上げ、靴下を脱ぐ。

 その様子をフータロー君は床に座ったまま、じっと見ていて……

 もう、そんなに見ないでよ、靴下脱いでるだけなのに照れちゃうじゃん……

 それに眼が真剣だから、今更嘘でしたとか言えないし……

 素足になった右脚をフータロー君に向けて伸ばしていく。

 

「はい、どうぞ……」

「じゃあ、いくぞ」

 

 すぐに指に挟むのかなって思ってたけど、指や脚の裏を人差し指の背でなぞってた。

 少しくすぐったいけど、我慢できない程じゃない。

 足の裏って他人にあまり見せないし、触られることもないなぁ……

 余裕の生まれた頭でそんなことを考える。

 そんな折、フータロー君の顔が私の脚の指に近づいてきて……

 

「ちょっとフータロー君っ、それは……」

「……どうしたんだ?」

「どうしたんだって……」

 

 えぇ、本気で言ってるの?

 だって脚だよ?

 今日も一日ロケしてたんだよ?

 顔なんて近づけて臭いでもしたら……

 しないけどさっ!!

 

「やっぱり、嫌か?」

「……嫌ってわけじゃないけど、その、嗅いだりするのはダメだから」

「……大丈夫だ、別に臭いはしないぞ」

「~~~~~~っ!!」

 

 嗅いじゃダメって言ってるのに!

 なんで嗅いじゃうかなぁ!

 臭わなかったのはよかったけど……

 ほんと、もう……

 

「君ってっ! ほんっとうに! デリカシーっ! ないよねっ!!!」

「悪かったっ、謝るから落ち着いてくれ一花っ」

 

 右脚でフータロー君を蹴る。

 座ったままで力は乗らないから怪我はしないはず。

 まぁ、これは蹴られても仕方ないよ、女の子の脚を嗅ぐとか……

 

「……すまなかった、もうしないから許してくれ」

「もう嗅がない?」

「ああ、もう嗅がん」

「じゃあ……はい」

 

 再び伸ばした私の右脚。

 その指の間に、フータロー君が花を挟んでいく。

 指の間に挟むだけじゃなく、指を折り曲げてその間に挟んでみたりといろいろしてた。

 

「どう、満足できそう?」

「いや、試行錯誤はしてみたんだが……」

 

 どうやらダメそう。

 はぁ、嗅がれ損かぁ……

 それになんだかちょっと悔しい。

 

「うーん、残念だけどここまでかぁ……」

「まだだ」

「えっ、でももう手も脚の指もやったし……」

「一花の脚を触っていて思ったんだが、膝裏にも花は挟める」

「確かに、そうだけど……」

 

 膝裏って、膝裏だよ?

 そんなの……

 あれ、膝裏ぐらいならよくない?

 とてもイケないことのように勘違いしてたけど、膝裏に花挟むだけだよね……

 

「わかった、いいよ」

「そうか、じゃあうつ伏せになってくれないか?」

「うん」

 

 フータロー君の指示通りにベッドにうつ伏せになると、フレアスカートを膝上までするすると捲られる。

 フータロー君もベッドに乗ったためにキシキシと音が鳴った。

 膝裏に指が触れる。

 私の膝裏を指先がつーっと撫でていく感触に、思わず背筋がゾクゾクしてしまう。

 

「汗とか、大丈夫?」

「少ししっとりしてるが問題ない」

 

 それって汗ばんでるってことだよね?

 何も大丈夫じゃないじゃん、もう……

 でも、私は身体に力は入れない。

 ただフータロー君にされるがまま……

 脚首を掴んで膝を曲げられたり、花を抜き差しされたり……

 うつ伏せで見れない分、触覚が鋭敏になってる。

 いや、身体に力が入らないが正しいかも……

 

「ひゃっ!!」

 

 腋にいきなり感じた感触に思わず声をあげてしまった。

 ひゃって、自分でもそんな声出るんだと思っちゃったじゃん……

 

「そこ、腋だよね?」

「悪い、その綺麗だったから……」

「もう……いいよ、はい」

 

 起き上がって右腕を上げる。

 今日はノースリーブだから腋を見せること自体にはそんなに抵抗はない。

 

「……顔は近づけちゃダメだから」

「おう」

 

 抵抗はないけどこれは別問題。

 フータロー君が持った花の茎が腋の肌に触れる。

 造花が少し冷たくて、自分の体温が上がってるのがわかった。

 

「あっ……」

 

 花が腋を撫でた時、脊椎反射で声が出て身を引いてしまう。

 

「やはり、穴に挿し込んでこそ活け花だと俺は思う」

「あー、そっか……えっと、鼻の穴は流石にちょっと遠慮してほしいなーって思うんだけど……」

「ああ、わかってる。鼻はギャグみたいになるからな」

「よかったぁ、ちょっと安心したよ」

 

 

……ここまでです。

自分でも「こっからやんけ!」ってなりました。

一応顛末は考えていたので、思い出せる限りは記しておこうと思います。

 

書いていた頃からガチエロにするつもりはなく、お色気コメディを目指していたので、活けるのはヘソと下乳までだった……はず。

この後、一花は恥ずかしさから気絶します。

恥ずかしい夢だったなと思いながら起きた一花がリビングに行くと二乃は雑誌、三玖と四葉はテレビを見ています。

そこで二乃が一花に質問、「あんたもフー君と生花したの?」

そこで一花はここでは自分が風太郎と付き合っていることを知ります。

そして雑誌とテレビでは、異性と行う生花についてという特集が行われていることに気付きます。

これは女性向け雑誌で行われている(らしい)セッ……特集みたいなもんだと考えてください。

照れながらも興味津々にからかってくる妹たちと、自分の知らない性の常識に戸惑う一花。

そこに家庭教師として現れる風太郎。

一花との生花経験について二乃たちから質問攻めにあう風太郎が、あんなの教えられるわけないだろと顔を真赤にして髪を弄りながら答える姿に、再び一花は恥ずかしさから気絶。

ここでタ○リが登場、生花が性行為のように扱われる奇妙な世界をなんかいい感じにまとめます。

一花も再び目を覚まします。

怯えながらリビングに行くと今度は五月がいます。

一花は、今の常識を確かめる為に冗談を装いながら自分と風太郎が生花をするかもと仄めかします。

「何をおかしなことを言っているのですか?」

五月のその反応に、一花は今まではすべて夢で、この間女優として出演した世にも奇妙なあの番組に影響されたんだと結論付けます。

安堵する一花に、

「生花なんて将来を誓い合った人だけとするものじゃないですか」

そう言葉を続ける五月。

 

まぁ、だいたいこんなオチでした。