誕生日なのでBLEACHポエムの話していいか?

 どうも、たこ焼きです。

 3ヶ月ぶりぐらいの更新です。

 いない間は、39度の熱を出したり、ガチおねしょしたりしてました。

 

 恥ずかしながら誕生日を迎えたので、今回は読んでくれる人のことも考えず、好きなBLEACHポエム語りをしようと思います。

 

 ちなみに本編とのリンクは無視して、あくまでポエム単品として独自解釈したものです、あしからず。

 では!

 

 

【08巻】

錆びつけば 二度と突き立てられず
掴み損なえば 我が身を裂く
そう 誇りとは
刃に似ている

 

 個人的に善でも悪でも貫くことを信条としているのですが、それすらも刃で例えることができてビビる、オサレ先回りをされた。

 このポエムを見ていると誇りというものはすべて刃で例えられる気がしてきてオサレポイントが高い。

 触れるものみな傷つけるギザギザハートのような自分でありたい。

 

【09巻】
ああ おれたちは皆

眼をあけたまま

空を飛ぶ夢を見てるんだ

 

 夢という単語が、眠る時に見るものと叶えたいもので二重にかかっていると思われる。

 そしてこの詩から、夢が叶って呆けている様子も、現実逃避して呆けている様子の両方が想像できるところがオサレポイントが高い。

 感想欄で褒められてるときの僕。

 

【12巻】

我々が岩壁の花を美しく思うのは

我々が岩壁に足を止めてしまうからだ

悚れ無き その花のように

空へと踏み出せずにいるからだ

 

 花自身ではなく、花の咲いている場所が美しさの着眼点なのがオサレポイントが高い。

 このポエムを知ってから、大事に育てられた植木鉢に咲く花より、路端に咲く花のほうを自分は美しく感じるんだなとわかった。

 

【15巻】

ぼくは ただ きみに
さよならを言う練習をする

 

 さよならを言うような罪悪感をきみに抱きながらも、練習止まりであり実行に移せない弱さと未練を感じさせる名ポエム。

 この一文を構成する、ただ、や、空白さえも哀愁を際立たせていて超オサレポイントが高い。

 僕の人生もさよならを言う練習だけを重ねてきたようなもんなので個人的に感慨深い。

 

【19巻】

そう、何ものも わたしの世界を 変えられはしない

 

 静かに呟きながらも強い意志を感じさせる情景が浮かぶ名ポエム。

 逆説的に自分の世界を変えるのは自分のみという意味が感じ取られ、人に流されることをいい言葉に置き換えて是とする昨今にあえて逆らうところがオサレポイントが高い。

 自分の作っている作品と流行りの環境を見渡して迷ったときに思い返すと強くなれるから好き。

 

【20巻】

美しきを愛に譬ふのは
愛の姿を知らぬ者
醜き愛に譬ふのは
愛を知ったと驕る者

 

 愛について語る者をすべて皮肉る名ポエム。

 そもそも美しいと醜いが相反するものかを考えさせてくるところがオサレポイントが高い。

 きっと愛は醜く美しいものなのだ。

 このポエムのせいで、僕は愛に形容詞をつけることをやめた。

 

【21巻】

この世のすべては
あなたを追いつめる為にある

 

 嫌われる勇気オサレ版。

 辛いことがあったときに思い返すとやる気が出る。

 

【26巻】

私の胸に深く突き刺さるその声は
鳴り止まぬ歓声に似ている

 

 胸に~という声で通常思い浮かべるのが、親しい者や因縁の相手といった、誰かの一人の言葉だと思われる。

 しかし、ここでは一人の声ではなく、多くの歓声であり、胸に響く声とは自らの感情を現している。

 胸に響く声という表現で、他者と自分の関係ではなく自分と自分を表現する非凡さが、創作時の独白表現にて大いに参考になり、オサレポイントが高い。

 

【29巻】

髪も爪も みな宝物のように
美しく飾り立てるのに
なぜ自らの体から切り離されただけで
汚く不気味なものとなってしまうのだろう
答えは 簡単
それらは全て
自らの死した姿にほかならないからだ

 

 普段、どれだけ自分を卑下していても、切り落とした爪や髪をゴミだと思った瞬間に、本当は自己愛があるんだと突きつけてくる名ポエム。

 僕は、このポエムのせいで切った爪を爪切りに残すようになり、吉良吉影みたいになってしまった。

 

【31巻】

世界一嫌いだと言ってくれ

 

 天才である自分が、凡人たちに理解されたと錯覚され好かれるぐらいならば、嫌われるほうがいいという傲慢さを一言で現した名ポエム。

 人間関係に困った時に思い返すと元気になれる。

 

【33巻】

俺達は虫

不揮発性の
悪意の下で
這い回る蠕虫

首をもたげる
月より高く

憐れなお前等が
見えなくなるまで

 

 他の奴らを虫だと見下しながらも、自分も同じ虫にすぎない諦めに似た哀愁が感じられる名ポエム。

 最後の文ではなく、一行目ですべてがひっくり返るようにできているところがオサレポイントが高い。

 Twitterで厄介ツイと正義マンツイが流れてくる度にどっちも哀れな虫けらなのにと思いだすし、そんな自分もまた虫けらなんだけどな……となる。

 俺達はオタク。

 

【34巻】

私に翼をくれるなら
私はあなたのために飛ぼう

たとえば この 大地のすべてが
水に沈んでしまうとしても

私に剣をくれるなら
私はあなたのために立ち向かおう

たとえば この 空のすべてが
あなたを光で射抜くとしても

 

 要は世界中が君の敵になっても自分は味方でいるという旨をオサレMAXで表現したもの。

 しかし、これは与えられるからこそ戦うわけであり、相手は自分のために戦うことを強いているようにもとれ、共依存的な解釈もできる。

 また、同時にこれは自分の決意表明であり、相手が戦うことを望んではいないことも考えられる。

 愛する者と心中を覚悟するようにも、盲目的に依存するようにも思える両面性がオサレポイントが高い。

 プロポーズで言いたい。

 

【46巻】

不幸を知ることは
怖ろしくはない
怖ろしいのは
過ぎ去った幸福が
戻らぬと知ること

 

 幸せについての本質を衝く名ポエム。

 不幸って満たされた幸せから一本欠けて不足してしまったことを言うんだよな……って思うようになった。

 これを見てから、不幸を書く時は必ず幸せも書くようにしている。

 マキマさんもそうしてたし。

 

【47巻】

君が明日 蛇となり
人を喰らい 始めるとして
人を喰らった その口で
僕を愛すと 咆えたとして
僕は果して 今日と同じに
君を愛すと 言えるだろうか

 

 そんな人とは思わなかったとアンチに回る人が多い中、それでも迷わず愛すと言える人がどれだけいるのだろうかと考えさせられる名ポエム。

 わかりにくい人は明日殺人を犯すと読み替えると想像しやすいはず。

 僕は人を好きになるとき、それを伝えるときはこの覚悟で言うようにしているし、なんならこれ言ったことある。

 

【49巻】

僕は ついてゆけるだろうか
君のいない世界のスピードに

 

 BLEACHポエム総選挙を行えばトップ3位に入ると思われる殿堂入り名ポエム。

 つまらない、退屈は時間が長く感じられるというのが定石だが、逆に世界が速くなっていくのが師匠の感性が感じられてオサレポイントが高い。

 僕も世界のスピードにまだついてゆけてない。

 

【51巻】

あたしの心に 指を入れないで

 

 凡人は心に脚で踏み入るけど、天才は指を入れるんだなって。

 めっちゃ真似たいけど、一発でバレるから常に心に入れるものを考え続けている

 

【52巻】

一緒に数えてくれるかい
君についた
僕の歯形を

 

 天才は内出血より歯型を数えるんだなって。

 

【58巻】

魂 燃え立つ
天の降るとも

 

 苦境に立たされた時に思いだすと頑張れて好き。

 この世のすべては自分を世界一嫌いで追いつめるためにあると思っているから、わりといつも魂燃え立っているかもしれない。

 

【60巻】

罪無きあなたは 太陽のよう
罪深きあなたも 太陽のよう

 

 47巻のポエムと世界観が似ていて好き。

 理想のあなたも、理想とは違ったあなたも自分にとっては光り輝く存在だという真実の愛を感じさせる名ポエム。

 自分のすべては相手のためにあり、振り回されることすら愛おしいという喜び溢れる依存を崇拝という形で現しているのがオサレポイントが高い。

 個人的に、振り回してくるけど君ならいいやと思える女性がいい女だと思ってる、悪いオンナかもしれないけど。

 

【70巻】

痛みは無い
その天秤から
眼を逸らせぬ事以外に

 

 迷っているということをオサレに表現した名ポエム。

 おそらく気づかないフリをしているだけで、痛みはあるように思う。

 迷いがあるということは、痛みも存在していて、片方から目を逸らしているだけなのではないかなと。

 てんびん座なのでいろいろな物事を秤にかけて決めるようにしている。

 

 

 好きなものに絞ったので、たったこれだけ……

 本当は全部語って千の夜こえたい。

 自分がVの者ならBLEACHだけで10時間ぐらいやってるのに……

 

 ここまでお付きあいいただき、ありがとうございました。

 どうしてもハッピーバースデーと聞くと今は水星プロローグが過ぎりますが、なんとかいい日にしたいと思います。

 

それでは!

 

 

 

産まれ堕ちれば、
死んだも同然